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株式会社EMシステムズ

皆様へのご報告

株主の皆様には日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社の第36期第2四半期連結累計期間の取り組みと業績についてご報告申し上げます。

当第2四半期連結累計期間の業績について

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、4〜6月期の実質GDP成長率が高い伸びとなり、引き続き景気は堅調に推移すると見られますが、西日本豪雨、台風21号などの影響があり、工場の稼動停止や輸出の増勢が鈍化し、一時的に景気回復の動きが鈍る可能性があります。しかし、雇用・所得環境は改善傾向が持続しており、個人の消費マインドは堅調に推移し、引き続き日本経済は底堅さを維持できるとみられています。
 当社の主要取引先である薬局業界の環境は、平成30年度診療報酬・介護報酬の同時改定により、厳しさを増しております。また、大手薬局チェーンはM&A等による規模拡大によって業界再編を進めております。
 当社グループは、「2025年問題」(※1)に象徴される超高齢社会を見据え、医療(クリニック・薬局)と介護の情報連携を実現すべく、クリニック向け、薬局向け、介護サービス事業者向けのシステム間で三位一体のネットワークを結ぶことで、医療と介護のシームレスな情報連携が行える環境を提供しております。加えて、今まで以上に国民や医療業界に貢献できる商品やサービスの開発、提供を可能にするため、AIを活用したシステムの開発を行っております。
 また、平成30年3月に日本電気株式会社(NEC)と協業を開始しました。超高齢社会を迎える日本において、国民の健康寿命延伸と社会保障費の適正化といった社会課題解決に向けて、第一段階として診療所向け電子カルテと保険薬局向け調剤システムにおける次世代システムを共同開発しております。今後、更に病院・診療所・保険薬局間等の情報連携など、健康・医療分野におけるICT利活用を推進し、新たなサービスを創出すべく進めております。
 当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高、営業利益ともに計画を上回りました。また、次世代システムの開発に注力したことにより製造原価は計画を下回りました。
 一方で前第2四半期連結累計期間の実績には到りませんでした。この結果、売上高6,594百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益1,468百万円(同2.7%減)、経常利益1,787百万円(同2.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,197百万円(同1.4%減)となりました。
 セグメント別の業績は次のとおりであります。なお、セグメント別の売上高及び営業利益又は営業損失は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。
 調剤システム事業及びその関連事業につきましては、薬局チェーン店へのアプローチ強化、OEM供給等による販売チャネルの強化を引き続き行い、薬局向けシステム「Recepty NEXT」及び「ぶんぎょうめいと」の拡販に注力いたしました。
 このような状況下で、システム販売件数は計画を達成し、課金売上も順調に増加し、ハードウェアの入替えも計画通りに推移、サプライ販売も引き続き堅調でした。この結果、売上高、営業利益ともに計画を上回りましたが、前第2四半期連結累計期間の売上高、営業利益には到りませんでした。
 この結果、当第2四半期連結累計期間の調剤システム事業及びその関連事業は、売上高5,263百万円(前年同期比6.4%減)、営業利益1,365百万円(同3.9%減)となりました。
 医科システム事業及びその関連事業につきましては、全国的な販売チャネルの拡充を図るべく、クリニックの市場開拓を販売代理店経由で進めております。更に、医事会計システムの「MRN(※2) クラークスタイル」、「ユニメディカル」、また電子カルテシステムの「MRN カルテスタイル」、「オルテア」の拡販に引き続き注力いたしました。
 この結果、販売チャネルの着実な拡大とともにMRNの、新規導入、他社リプレースによるシステム販売件数も着実に増加しております。また課金売上も順調に増加し、サプライ販売も好調な状況となりました。この結果、当第2四半期連結累計期間の医科システム事業及びその関連事業は、売上高871百万円(前年同期比2.3%増)、営業利益122百万円(同59.7%増)となりました。
 その他の事業につきましては、介護システム事業は事業戦略の見直し等により売上高及び利益に貢献するには至りませんでした。薬局経営事業は、調剤報酬及び薬価改定の影響を一部受けましたが、売上高、営業利益とも、計画を上回りました。また株式会社ラソンテは、売上高・営業利益とも計画を上回っております。
 医療介護連携事業においては、クリニック・薬局・介護サービス事業者向けに提供しております「ひろがるケアネット」の利用者拡大に注力しております。
 また、全国健康保険協会(協会けんぽ)広島支部より受託しました「薬局向けレセプト作成支援システムへのオンライン資格確認システム導入委託事業」は、当初の契約期間を延長して引き続きサービス提供を行っております。
 当社では、今後の医療業界の発展に貢献すべく、電子処方箋の実現、EHR(※3)に関する研究開発や実証事業に積極的に取り組んで参ります。日本医師会・日本薬剤師会・日本大学との共同研究である「感染症流行探知サービス」におきましては、利用薬局は全国で1万件超となっております。
 の結果、当第2四半期連結累計期間のその他の事業は、売上高513百万円(前年同期比6.5%増)、営業損失17百万円(前年同期 営業利益3百万円)となりました。

(※1) 約8百万人といわれる団塊の世代が2025年までに後期高齢者に達することで、介護・医療費などの
     社会保障費の増加や介護職員の人材不足など様々な問題が深刻化すること
(※2) MRN:Medical Recepty NEXT
(※3) EHR:Electronic Health Record

 株主の皆様には、今後とも当社の事業にご理解を賜り、ご支援をいただきますようお願い申し上げます。

 

  2018年11月吉日
代表取締役会長兼CEO 國光 浩三
取締役社長兼COO 大石 憲司
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