社会
- 人権基本方針・ ダイバーシティ方針
- 人的資本投資に関する 基本方針および人材育成方針
- 人材育成についての 研修制度等
- ワークライフバランス 実現のための諸制度
- 健康経営
- 健康経営推進の推進計画
- 健康経営推進体制
- 従業員エンゲージメントの向上
人権基本方針・ ダイバーシティ方針
<EMシステムズの 人権に関する基本方針>
当社は、「世界人権宣言」「国連ビジネスと人権に関する指導原則」といった国際的スタンダードに従って人権を尊重しています。年齢、性別、国籍、障がいの有無などによる一切の差別やハラスメントを禁止するとともに、多様な人材が個性や能力を発揮できるダイバーシティの推進に向け、積極的な取り組みを行っています。
<人権の尊重>
当社は、性別、婚姻の有無、年齢、使用言語、障がいの有無、健康状態、宗教、思想・信条、財産、性的指向・性自認及び職種や雇用形態の違い等に基づくあらゆる差別を禁止し、ハラスメントを行いません。また、いかなる形態の人身取引を含む強制労働および児童労働も認めません。
当社の事業の影響を受ける地域社会の皆様に対して、当社の社会的責任を果たしていくことに努めます。
<EMシステムズ ダイバーシティ基本方針>
当社では、EMシステムズ経営理念「私たちは、あたたかい会社づくりに挑戦し続けます」をスローガンとし、一人一人の個性を認め、性別や年齢、国籍に関わらずお互いを尊重しあうための職場環境づくりに取り組んでおります。
ダイバーシティ&インクルージョンの取組みについては、様々な研修や学習を通じて多様性(性別、年齢、国籍、障害の有無、性的マイノリティ)についての知識を習得し、社会課題を自分事としてとらえる機会を設定することで、一人一人が活躍できる環境の整備や研修・制度づくりに取り組んでまいります。
人的資本投資に関する 基本方針および人材育成方針
<人的資本投資に関する 基本方針および人材育成方針>
当社は、サステナビリティな社会の実現のため、社会課題やニーズに柔軟に対応でき、課題解決に意欲を持って、様々な困難に立ち向かう自律人材の育成に取り組みます。
当社の会社方針には、「私達は、先進的なテクノロジーを活用し、世の中になくてはならない企業になります。私達は、仕事を通じて幸せになれる企業を目指します」という一節があります。当社は、先進的なテクノロジーの活用や創意工夫を行いながら、人と人との関わりを大切にし、社員同士が意見を出し合いながら、切磋琢磨することで仕事を通じた幸せを実感でき、相互成長して行ける会社づくりを目指しております。
少子高齢化が着実に進展する社会において、今後も人手不足が業種を問わず蔓延することが想定されます。
当社は、既存人材の育成と優秀な人材の確保・育成を喫緊の課題としながらも、システム面などの業務効率化を通じて生産性の向上に取組みます。
二重管理や業務プロセスの見直しなどを通じ、従業員がよりプロフェッショナルな職務に集中できるよう人的資本を重要な企業財産と捉え、戦略的な「人財育成」を推進します。
私達は日々、関わる全ての人と共感しあい、思いやりと感謝の気持ちを持ち続けます。「ありがとう」の気持ちを声にすることで、あらたな喜びが生まれます。仕事を通してやりがいを感じ、一人一人の個性と能力を高めあい、いきいきと働き成長し続けます。
人材育成についての 研修制度等
自己啓発プログラム助成金制度
当社独自の制度として、社業の発展や円滑な業務遂行に必要な資格やスキルの受講に際し、受講に要した費用の50%(上限設定あり)を助成金として補助する制度があります。
正社員に対し専門学校やオンライン受講など、受講形式を問わず業務に関連する自己研鑽スキル習得の機会を補助します。
資格手当
当社では学習機会のきっかけとなるための資格制度を設けております。資格はIT系、医療系、ビジネススキル系の3領域全46種類からなり、合格した場合は一定額を資格手当として最長2年間支給します。
営業スキル認定
当社独自のスキル認定として、営業部門が特定製品についての知識や提案力を認定する制度があります。筆記試験と実技試験を受け、採点・評価を企画部門で実施し合否判定しています。スキルや習得レベルに応じて複数の等級に分けられており、合格すると名刺にスキル認定についての情報を掲載することができます。
管理職研修
管理職登用の際に管理職としての心構えや労務管理などを研修します。また、管理職登用後も定期的に集合研修を実施しております。
階層別フォローアップ研修
新入社員研修の他に、若手クラスを対象にしたフォローアップ研修を実施しております。
同期・同年代との交流や課題共有を目的とし、タイムマネジメントや心構えを研修します。
社員交流研修
当社では、コミュニケーションや他職種理解を目的とし、EMシステムズグループ間での集合研修を実施しております。普段同じ職務で交流しない年齢や勤務地・キャリアは様々な人選でチームを組み、多様性の理解や他職種間でのコミュニケーション、チームワークを学びます。
タウンミーティング
当社では経営者と従業員の対話の場を重視しており、全社員必ず1度は社長と直接意見交換する機会を極力持つようにしています。このミーティングにおいては経営層への提言・提案を社長に直接伝えることができるようにしています。また経営者側も、直接従業員の提案や意見を聞き、膝を突き合わせることで経営戦略や改善実施策検討の参考の場としています。
ワークライフバランス 実現のための諸制度
勤務体系
当社では、正社員、契約社員、派遣社員、パートタイム、アルバイト社員など様々な勤務体系のスタッフが在籍しています。
ライフイベントやキャリアスタイルに応じて、相談の上で柔軟に勤務体系を変更することが認められ、キャリアを止めることなく長く働き続けることが可能です。また、勤務上の移動時間短縮、勤務場所や時間を少しでも有効に活用できるよう、所属営業拠点以外への出社や直行直帰、始業・終業時間を調整できるようフレックスタイム制度(コアタイム無し)も導入されています。
休暇制度
当社では有休休暇の義務付けられた範囲の取得推進だけでなく前年繰り越し分の有給残日数に対し、年次で消化の推進と計画を立てて、休暇がとりやすい組織風土の醸成を実施しております。
また通常の年次有給休暇の他に、特別休暇制度を導入しています。(結婚休暇・忌引・罹災等)
更に正社員を対象に自己傷病の際に利用できる上記の年次有給休暇の積立制度や、当社の健康保険加入者を対象に「団体長期障害所得補償保険(GLTD)」を導入し、傷病などで就業継続が困難な場合において毎月の所得の減少を一定額補える保険を追加し、安心して長く働ける環境を整えております。
従業員持株制度
当社では、従業員が自身の従業する会社の経営に興味を持ち、株主の視点での経営参画意識を醸成する目的で、従業員持株制度を採用しております。
従業員持株会の加入者には拠出金額の一定割合を奨励金として付与し、社員の長期的な財産形成を支援しています。
出産・育児・介護と 仕事の両立支援
当社は多くの女性が活躍する企業として、ライフイベントの中で長く働き続けられる仕組みとして、様々な制度を設けています。
また、男性もキャリアの妨げとならないような育休取得しやすい風土形成や環境整備についても活動を行っています。
短時間勤務制度
育児や介護を理由に利用できる制度を設けております。育児中の社員(子が中学1年生まで)の場合に、労働時間を短縮することができます(1日につき実働2時間以内・15分単位)。
ライフステージに合わせて就業形態を柔軟に変更することで、従業員が就労を継続できるようサポートしております。
ストレスチェックの実施
当社ではメンタル不調者の早期発見とフォローをする事を目的として、ストレスチェック制度を実施しております。
傷病休暇後は、職場復帰支援プログラムを経ることで復職を検討される方へ、円滑で無理のない復職サポートを実施しています。
在宅勤務制度
自己管理、生産性向上、業務効率化が見込まれる社員に対して、在宅勤務を認めています。
インフルエンザ予防 ・感染症対策
インフルエンザの予防接種について、本人と被扶養者の接種分について会社で費用負担し、健康維持と会社全体でのインフルエンザ等感染症の蔓延防止に努めています。
また、各事業所に飛沫感染防止スタンドの設置、オフィスフロアの天井部に紫外線照射装置(エアロシールド社製)の設置、フロア上に光触媒除菌脱臭装置(カルテック社製)を設置することで社員の業務中における感染症の蔓延・拡大リスクから守り、安心して業務を継続できる取組みを行っております。
健康経営
健康経営宣言
私たちは、経営理念「人と地球の健康に貢献し続けます」の理念のもと、医療・介護/福祉業界の支援を行って参りました。 デジタルで日本の医療・介護の現場を支える当社にとって、従業員の健康を維持することこそが人的資本の形成の上で重要な経営課題ととらえ、 多様な人材が生き生きと働き続けることができる基盤づくりとして、働き方改革、健康保持・増進活動を通じて健康経営を推進し、 従業員エンゲージメントの向上と、ウェルビーイングの実現を目指します。
株式会社EMシステムズ
代表取締役社長執行役員 國光宏昌
健康経営推進施策
具体的な取り組み
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生活習慣病対策
健康経営推進会議の実施、健康保険組合との情報連携、健康相談窓口の設置・健康指導、生活習慣改善の支援、人間ドック費用の補助、健康診断結果による産業医面談、健康教室の開催、ラジオ体操の実施、提携スポーツ施設利用促進、社内でのインフルエンザワクチン接種、感染症対策のためのうがい薬・消毒液の配置
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メンタルヘルス対策
ワーク・ライフ・バランスの積極的な推進、各種研修(管理職研修、ライフプランニング研修)の実施、相談窓口、カウンセリングの実施、ストレスチェックの実施、復職支援プログラムの実施、長時間労働者数と部署を委員会で毎月報告(コロナ禍除く)、クールビズ、ウォームビズの通年実施、長時間労働者への産業医面談の実施
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禁煙対策
完全分煙の実施、オンライン禁煙プログラムの紹介
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家族の健康推進
被扶養者健診受診の促進、健康教室の配信、インフルエンザワクチン接種(費用補助)
取り組み事例
ウォーキングイベントの開催
健康教室の開催
当社子会社(ブリック薬局)が運営する調剤薬局で、地域住民やグループ従業員が参加できる健康教室を開催。
<社内研修>
集合の社員研修では、「健康経営って何だろう?健康を考えよう」をテーマに、医療従事者から仕事しながら健康を保つ秘訣、女性のライフステージにおける健康課題 や病気の経済的リスクに備える方法などを紹介。
健康経営推進体制
従業員エンゲージメントの向上
従業員エンゲージメントの向上が、企業と従業員双方にとって、様々な好影響をもたらす可能性が文献や調査などで明らかになっている観点から、当社グループでは、グループ従業員(該当期間に直接雇用関係にある方)に対し、アンケート調査を実施しております。
匿名性を担保しながら定性·定量的に調査することで、従業員の各世代と職位からの意見を柔軟に取り上げ、組織や社内体制、制度の見直しや点検に活用するなど、各種経営方針決定の参考指標としても活用しております。
当社グループでは、外部エンゲージメントサーベイを用いることで、より客観的な指標で部門·課ごとに分析し改善活動が行えるようになり、年2回の調査を実施しております。
当社の強みと弱み(調査対象企業全体)
強み
- 身体的な快適性やITなどの業務環境が充実していると感じている
- 上司に対しオープンに相談しやすく、支援行動に満足している従業員が比較的多い
弱み
- 全社的なまとまりや一体感、部門間の連携に課題感を感じている従業員が多い
- 職場のナレッジやノウハウが共有されておらず、人手が足りていないと感じている
- 部門間連携の強化
- 経営層と従業員の対話の強化
- 採用活動の積極化
従業員エンゲージメント調査の長期目標
2023年度 | B |
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2030年目標 | A相当 |
当社グループでは、マテリアリティ(重要課題)の進捗確認の達成指標として、2030年までにエンゲージメントスコアレーティング「A」相当の長期目標を掲げております。定期的な調査により従業員の意欲低下につながっている部分を速やかに察知し、課題解決に向け継続的に取り組んでいくことで、今後も目標達成を推進してまいります。
- 株式会社リンクアンドモチベーション「モチベーションクラウド」によるエンゲージメントレーティング。全11段階に分かれており、「B」は上位から6段階目のレーティングで中程度に位置する。A相当とは、「AAA」「AA」「A」など上位3段階のレーティングを指す。